プラナーナについて
プラとは“最初の単位で、ナは“エナジー”という意味です。プラーナは心と体におけるすべての活動を根底で支えるエナジーです。
(Yoga and Psychotherapy p49 by Swami Rama)
シャクティという単語は“力のある”或いは“持ち得る”という意味のshakという語源から来ています。
この両極性の片方は、ダイナミックで躍動的で、宇宙の大母性であるシャクティと呼ばれる創造的な側面です。何故なら彼女からすべて形あるものは生まれるからです。シャクティは創造物の中で最も精妙なものです。彼女は物質、生命や精神を含む全宇宙として自分自身を現わしています。
クンダリニーとは体における神聖なる宇宙エネルギーです。
体に働く力を供給するダイナミックなエナジーはシャクティの活動力から展開し、それはプラーナと呼ばれます。電気的なエナジーは動力よりも精妙です。その特性はこの2、3百年で認知され利用されるようになりました。それ以前は、電気的な力はほとんどの人々の考えには未知なるものでした。
これは我々の今日のプラーナの経験的理解に関する状況です。プラーナは現代科学の主流においてはいまだ研究されておらず理解されていないエナジーのさらに精妙な形です。しかし、それは内観的なヨガの科学においては詳細に研究されてきました。
プラーナは体の特別な機能に従って体系づけられ、細分化されています。
(Inspired Thoughts of Swami Rama p213 by Swami Rama)
一言でプラーナといっても、体の活動を根底で支えるエナジーから全宇宙のエナジー(シャクティ)に至るまでを表します。
紛らわしく感じる方もいるとおもいますが、この根底から始まる全てのプラーナを実感していくことで、やがて全宇宙を識ることができるのです。
その創造的な全宇宙(シャクティ)の素である超微細な純粋エナジーを”プラナーナ”とナーナが名づけました。ナーナ